vendredi 18 septembre 2015

自己紹介


初めまして、曽根可奈子と申します。現在50歳になります。

縁あって、カナダのケベック州に住みはじめてから、約10年が立ちました。

8月より、知人の紹介により、潮凪エッセイ塾に参加させていただくことになり、現在、文章の書き方の指導をうけています。また、先生から指導をうけながら、エッセイをブログに載せてみては、とも、アドバイスをいただきまして、ブログを始めさせていただきました。

まだまだ、文章としてはド素人の私ではございますが、フランスやカナダで送る海外生活17年間の楽しい経験や辛い体験談などを通して、外国人と日本人との考え方のちがいなどや文化の違いなど、日本の皆様に楽しんでいただけたら幸いです。

「これまでの人生の経緯」

私、もともと、日本では矯正歯科医師でしたが、ここケベックに引っ越したからは、主婦に専念しております。

カナダに引っ越す前は、7年程、フランス、パリに滞在していました。フランスでは、歯科関係の友人がフランスにいたので、パリ第5大学歯学部の舌側歯科矯正治療の2年間のアドバンスコースに外国人枠として入れていただき、そのコネクションで、矯正歯科の開業医のもとで、歯科関係の仕事につくことができましたが、ここケベック州は、医療機関の外国人に対する法律が厳しく、また、一から歯科大学に入って学び直す必要があり、主人も、フランスからケベックへ移民して、仕事が、まだまだ起動にのっていなかった事、そして、子供がまだ小さかったこともあり、残念ながら、歯科関係の仕事は諦めるしかありませんでした。最初の数年はかなり落ち込み、鬱病寸前でした。しかしながら、これではいけない、と気持ちを切り替え、歯科医師時代にはできなかった事に色々挑戦しようと、現在、書道、華道、短歌、スキーやゴルフ、ガーデニングや写真などの勉強を始め、毎日、楽しく生活しています。また、これらの趣味のほか、よく考えて見ると、小学校の時から、文章を書くことが好きで、事あるごとに、何か書いていました。

こちらに来た当初、友人も少なく、外にあまり出なかったので、フランスでの歯科経験やこちらに来て感じたことなどを歯科雑誌に投稿していました。そして、フェイスブックができてからは、遠く離れた日本の友人、フランスの友人、世界各国で活躍する友人たちと簡単に連絡がとれるようになり、ここケベックでの生活を自分で撮影した写真と共に、文章にして、皆様に読んでいただけることも楽しみの一つになっています。こんな文章好きな私ですが、もちろん、文章の書き方を本格的に習ったことはなく、ド素人の私ですので、時々、文章が、ものすごく長くなってしまったり、支離滅裂になってしまう事も多々ありますが、それでも読んでくださる方々がたくさんいらして、とてもありがたく思っています。

 では、秋間近、林檎のおいしい時期になったカナダ、ケベック州から、ブログをスタートさせます。

どうぞ、これからよろしくお願いいたします。

皆様、感想、ご意見など、お御寄せくださいませ。

メールアドレス;kanakosone2gmail.com

 

 

 

 

「日本のお父さんたちを元気にするコラム がんばれJapanese Daddy!」






まず、日本人のお父様たちに申しあげます。日本のお父様さまたちほど、働きものは、世界にいない、ということです。

例えば、私の住むカナダ、ケベックにおいては、帰省ラッシュ午後3時から始まります。少し油断して町の中心地に3時すぎまでいると、通常30分で帰れるところ2時間近く渋滞に巻き込まれることがあります。こちらに移民してきた当初、この事を知らず、よく渋滞に巻き込まれ子供の学校のお迎えに間に合わず、車の中で大慌てした経験が何度かあります。

また、残業というのも存在しません。4時には、子供の帰宅に合わせて、仕事を切り上げ、夕方、家族でゆったりと過ごすのがこちらの生活です。

フランス、パリ在住歴7年、カナダ、ケベック歴10年の私の個人的感想ですが、こちらの人たちにとって仕事は、ただの生活する手段であって、生きる目的ではないという印象です。中国、韓国に関しては、またこれ、ちがう印象がありますが、あくまで、西洋文化においての印象です。

私の親戚にケベック人で、北アメリカ地方の日本の会社ソニーの相談役がおります。就任当初、本人は、就業時間終了とともにすぐに帰宅したいところ、日本から派遣されてきた社員のみが帰ろうとせず、自分も帰れない状態となり、日本人の勤勉さに驚いておりました。

日本でも、土日が学校、会社、お休みになりました。また、残業をなくそう、など、早く帰宅できるよう早朝出勤などなど、労働体制がだいぶ変わってきましたが、やはり、、、日本人の気質でしょうか、、仕事をきちんと片づけて帰宅したい、と思う方、少なくないと思います。

もちろん、このちがい大きいです。傍から見れば、海外生活、理想的なうらやましい生活かもしれませんが、経済的には、日本のように潤ってはいません。

それだけ働く時間が少ないということは、収入も少なくなりますから、税金も少なくなり、国全体の経済も、それなりなのです。

何を申し上げたいかといいますと、人間の能力に日本人だろうと、カナダ人だろうと、フランス人だろうと差はないと思います。やはり、働いた時間が多い程、収入は多くなり、経済的には潤います。ただ、外国人は、日本人のようなに、一生懸命に働いて富を得ることに趣きをおいていないということなのです。

どういう生活をしたいか、何を幸せとして生きていきたいのか、というところの価値観の違いだと思います。たとえば、こちらケベックの高速道路、穴があちこちに開いていて、自分が気をつけていないと大きな事故につながります。高速道路の街燈など、最低限しかありません。日本に比べると、暗くて、相当気持ちをしっかり集中して運転しないと事故につながる確率とても高いです。これらの公共機関の充実、便利さは、日本はトップクラスです。日本人がいかに働き、税金を支払い、国を支えているのか海外にでるとよく見えてきます。

ですので、海外に住み始めた日本人から、よく耳にすることは、「日本がいかに便利で住みやすい国だということが海外に出て初めて痛感した。」という声です。

少し話が飛びますが、阿部首相が、女性がどんどん働ける環境を整えつつありますが、では、女性が男性のようにフルタイムで働きだしたら、だれが家庭を守るのでしょうか。皆様、家庭という漢字、よく考えてみてください。家の庭と書きますね。家のお庭のお花たち、水をあげたり、雑草をとったり、肥料をあげたりと、愛情もってお手入れしてあげないと、荒れて、のちには枯れて崩壊してしまうように、家庭というものも、誰かが愛情もって食事を作り、掃除をし、皆に楽しみを与える環境を作っておかないと、やはては枯れはて、崩壊してしまうのです。そして、荒れたところで育った子供たちは、豊かな未来を作ることができない存在となります。これでは、日本は崩壊してしまいます。

しかしそれでも日本の奥様たち、世界でもまれにみる、裕福な経済大国日本で生活したいのであれば、日本のお父様たちをぜひ、応援してあげてください。そして、家庭を守ってください。子供のため、日本の将来のために。

私の個人的見解になりますが、女性も家庭に閉じこもらず、社会とつながっている必要はあります。社会に必要とされている存在でいるべきです。たとえば、子供の場合もお手伝いしてほめられると、いききした表情で喜びますね。人にほめられ必要とされることは、人間の本来の性質なのです。大人も子供もそれは同じことです。それを奪うと鬱病などの病になっていくわけです。ただ、男性と対等と働き経済的に潤い、社会に役に立ち充実した生活を一個人としてみたら良いことかもしれません。しかしながら、家庭を守ることができなければ、最終的には、成功した事にはならないと思います。

結論から言いますと、今の世の中、生活がどんどん、便利になり、何でも簡単にほしいものが手にはいるようになりました。この欲求を満たすためにどんどん、発展していく世の中、きりがありません。その上、それらの現代社会の生活を維持するために物価も税金もどんどん上がっていきます。その世の中に対応するためには、夫婦とも働きでなくては満足する生活が得られなくなってきた日本があるのです。みなさん、どうか、どこかに選択しを決めてください。自分の人生の目的をどこにおくのか、あるいは、大きな目でみて、将来、どういう日本にしていきたいのか、経済大国のままでいきたいのか、あるいは、ケベックのように、日本みたいには便利で豊かではないけれど、家族でゆったり生活する余裕がある国にしていきたいのか、今こそ決断の時です。二頭を追うもの一頭も得ずです。これが今の日本です。外から見ると、とても中途半端な日本に見えます。ないものねだり、あるいは、全部ほしい、それが今の日本です。経済大国で便利で物にあふれた生活もしたい、でも、外国みたいに仕事時間を減らし、ゆっくり、家族でくつろぎたい、が今の日本です。しかし、これは無理な話です。さきほども言いましたが、私の個人的見解、人間の能力、皆、同じ、寝なくてはいけない時間、皆、同じ、その中で、できることは限られているのです。そこを無理すると、家庭崩壊、離婚、子供がぐれるなどなど、バランスがくずれてくるのです。

日本の女性のみなさん、不満があれば、1年ぐらい外国に留学してみてください。優雅な生活をしているように見えた海外生活、実は、日本のような、豊な生活はしていないのだということにきがつきます。

日本のお父様たちが一生懸命働いているから、今の日本があるのです。「ありがとう!お父さんたち!」と皆で声をあげて褒めてあげましょうよ。